Jan 30, 2011

思わず永久脱毛だと思ったが

生まれて初めてサロンの脱毛施術を受けた。痛みもなく、異様に安価で、そう簡単なことかと驚いた。それなら足も考えて、他のサロンでも使用した。それで初めて悟るようになったのだ。どうやら皆永久脱毛はできないようだ。サロンでの脱毛といえば、永久脱毛だと信じていた。その後、これまた生えてくるのか。何のために通っているのかよく分からなくなってしまった。
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中国における日本アニメ 第5回

(1)日本アニメはいかにして中国市場に切り込むべきか

 中国において、日本のアニメは非常に多くの人々に支持されている。しかし、規制が多く、海賊版などの違法行為がまん延するなどで、中国進出は遅れ、実際に商売に結びついているケースは限られている。では、日本アニメはどのようにして中国市場に切り込むべきか。動画コンテンツを配信する際のチャネルについて考察する。

 サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が2011年4月に中国全土の3000人に対してインターネット調査を実施、「どのようにして日本のアニメを視聴しますか?(複数回答)」と聞いたところ、全体の70.2%が「インターネット動画サイトで日本アニメを視聴」していると回答。特に、「15−20歳」の年齢層では71.3%、「21―25歳」では80.3%、「26−30歳」では74.9%となり、20代以下の世代が他の世代よりも動画サイトで視聴する傾向が強いことが分かった。

 海賊版DVDはいまだに中国にあふれているが、「海賊版DVDで日本アニメを視聴」する人は全体の10.4%となり、ごく少数であった。「正規版DVDで日本アニメを視聴する」も全体で18.8%。高い数字とはいえない。

 「テレビで日本アニメを視聴」する人は全体の71.8%。「15−20歳」から「26−30歳」の年齢層ではいずれも60%台でやや低めであったが、「36−40歳」から「51−55歳」の層ではいずれも80%を超えていた。日本アニメは1980年から中国のテレビで放送され始めたが、当時少年期あるいは青年期を迎えていた世代にとっては、テレビは日本のアニメを視聴する主要な方法であったのだろう。

 ただし、現在、中国では海外アニメの放送に対して内容面および放送時間において規制が設けられているため、放送される日本アニメは極めて少ない。放送されるとしても、一部のテレビ局が「ドラゴンボール」や「名探偵コナン」、「テニスの王子様」など、過去に放送されたことのあるアニメを流す程度となっている。

 このように、「海賊版DVDが買われなくなっていること」「規制により中国のテレビで日本のアニメが放送されなくなっていること」「若い世代を中心に、動画サイトが利用されていること」を考えると、今後は動画サイトが日本アニメを視聴する方法として主流になっていくことが見込まれる。日本アニメが中国市場で商売を行う場合、いかにして動画サイトを利用するかを考えることは必須になるだろう。

(2)ユーザー数2億8400万人の巨大市場「中国動画サイト業界」

 では、中国の動画サイトはチャネルとして相応しいのかどうか、ちゃんとしたビジネスを行えるのかどうか、というところが問題になってくるが、近年、中国の動画サイトはその体質を大きく改善している。

 中国の動画サイトは、05年以降次々に立ち上げられ、今では大手とされるところだけでも少なくとも10社は存在する。08年までは、それら動画サイトで配信されるコンテンツは、著作権を侵害するもの(違法にアップロードされたもの)が大半を占めていたが、09年からは主要動画サイトを中心に、著作権を尊重し、正規版を扱おうとする動きが活発になっている。

 「正規版」尊重の背景のひとつには、中国動画サイト各社がニューヨーク証券取引所などで株式上場している、または上場を目指しているということが挙げられるだろう。また、著作権侵害行為に対し、国内外のコンテンツホルダー(著作権を所有する企業や団体)から批判を浴びていたこともある。

 CNNICによれば、2010年12月の時点で、中国のインターネット人口は4億5700万人。中国動画サイトのユーザーは2億8400万人にのぼる。市場としては十分な規模だ。

 この巨大な市場を目指し、国内外のコンテンツホルダーと中国動画サイト各社は次々に提携し、ビジネスの方法を模索している。

(3)海外企業は着々と「中国動画サイト業界」に手を伸ばし始めている

 では、実際にどのような提携が行われているのだろうか。アニメ以外の分野になるが、二つの事例を紹介する。

 ひとつは、アメリカの映画会社ワーナー・ブラザースの事例だ。2010年9月、同社の子会社は中国大手動画サイト「酷6」との提携を発表、版権利用に関する契約を結んだ。現在、「酷6」はサイト内でワーナー・ブラザースの映画を有料と無料で配信している。ワーナー・ブラザースは2011年1月に中国大手動画サイト「優酷」との提携も発表しており、中国動画サイトとの提携を積極的に進めている。また「酷6」はアメリカのソニー・ピクチャーズ・テレビジョンとも提携。同様に正規版のコンテンツを配信する。

 二つ目は、韓国のSBSの事例だ。2010年3月、「優酷」は韓国三大テレビ局のSBSと提携、SBSの過去全ての名作テレビドラマ及び今後3年の新作ドラマの版権購入に関して契約を結んでいる。

 中国動画サイトと提携しているのは海外企業ばかりではない。中国国内のコンテンツホルダーは海外企業よりもさらに積極的だ。

 正規版が尊重されているとはいえ、違法にアップロードされたコンテンツが全てなくなっているわけではない。まだたくさん残されている。しかし、「正規版化」の波は着実に大きくなっている。

(4)出遅れる日本アニメ業界

 そうした状況の中、中国動画サイトで配信されている正規版の日本アニメは極めて少ない。正規版のみを扱う動画サイト「奇芸」では、「スラムダンク」「クレヨンしんちゃん」「ちびまる子ちゃん」が配信されているが、その他の動画サイトで視聴できる日本アニメは、ほとんどが一般ユーザーによって違法にアップロードされたものだ(「優酷」「土豆」「酷6」など、多くの中国動画サイトでは、YouTube(ユーチューブ)と同じように、一般ユーザーが動画コンテンツをアップロードすることができる。もしコンテンツホルダーの許可を得ていなければそれは違法となる)。

 国内外のコンテンツホルダーが中国動画サイトと提携し正規版を配信することで、違法コンテンツを市場から排除する戦略を採っている中、日本アニメはこうした流れに乗り遅れた格好となっている。違法コンテンツを排除するという意味でも、日本アニメはより積極的に中国市場に打って出ることが必要だろう。(編集担当:森川慎一郎・サーチナ総合研究所研究員)

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